FBAの利用と自己発送の使い分け
FBAを利用すると配送の手間が省けるのでおすすめです。
海外輸入商品などを扱う方なら、在庫を抱えておくための場所をFBAにできて、そこから配送なども行うのでスムーズです。
しかし、FBAを通さずに自己発送した方がいい場合もあります。
一概にメリットばかりとは言えないので、是非参考にしてみてください。
【FBAを使うメリット】
FBAは、様々な点からメリットの多いシステムです。
まず、商品在庫を保管するための場所を別途用意する必要がありません。
海外などから届いた商品を預かってもらうことができるので、自宅や倉庫などにスペースを用意しなくても物販が可能です。
預けている商品が売れたら、そのまま梱包も発送もAmazon側で進めてくれるので、自分で行う手間がかかりません。
扱う商品数が多い場合は効率化を図れるシステムと言えます。
在庫の管理も売れた後の処理もAmazonに任せておけるので、輸入物販を始めようと考えている方は取り入れるのがおすすめです。
また、FBAの利用は、効率だけでなく利益拡大にもつながります。
FBAを通して販売することで送料を無料化して販売できるため、ユーザーにとって購入しやすい価格設定が可能に。
例えば、以下のように送料無料の記載があるものとそうでないものでは、送料無料の方にユーザーが流れやすくなっています。
こちらは送料無料商品。
そしてこちらは、別途送料の必要な商品です。
上記では、送料無料も、1758円+関東への送料480円も、合計金額は2238円なので変わりません。
しかし、送料無料の方が購入されやすくなります。
また、FBAを使うことで、ユーザーは「お急ぎ便」という配送方法が選べるようになり、最短で商品の受け取りが可能に。
通販ではすぐに商品を届けてほしいという人も多いので、これも購入しやすくなるポイントです。
そして、Amazonのネームバリューを使うことで信頼を得られることもメリット。
商品ページ内に「Amazon.co.jp が発送します」と記載があるものにカーソルを合わせると、以下のようなポップアップが表示されます。
記載されているように、Amazonが梱包も発送も返品も対応してくれるというのが分かりますね。
これによってユーザーの信頼を得やすく、購入率アップを狙えます。
FBAを通すことで、販売側にはメリットが多いと言えます。
【FBAよりも自己発送したほうがいいパターン】
メリットの多いFBAですが、自己発送で対応した方がいいパターンもあるので気を付けましょう。
具体例を以下で紹介します。
1・FBA納入までに時間を要する場合
ある程度の商品を一括でFBAに納入できるなら良いのですが、少しずつ商品が手元に集まるケースもあります。
こうした時、商品の数が少ないのなら都度納入せずにまとまってから送るのがおすすめです。
FBAへ商品を納入する際も送料がかかるため、回数が多くなるとコストになります。
ある程度の商品がまとまるまではFBAに納入せずに自己発送した方がコストを抑えられるケースもあります。
2・複数サイトで併売している場合
いくつかのサイトで商品を併売しているのなら、FBAの利用がかえって手間になることもあります。
Amazonの他にメルカリやヤフオクを併用し、同じ商品を出品していた場合などは少し面倒です。
Amazon以外で売れた場合、FBAから商品をいったん手元に取り寄せる手間が発生します。
商品によってはAmazonよりも他サイトの方が売れるものもあるので、扱うジャンルや売れ行きに合わせて適応変化させるのがいいでしょう。
3・しばらく売れていないものはFBAに預けない
上で紹介したように、FBAを利用すればユーザにも信頼されやすいので今までよりも売れやすくなります。
しかし、中にはしばらくの間売れない商品も出てくるかと思います。
こうした商品をずっと保管しておくと、当然ながらFBAに保管料を支払うのでロスに。
いつ売れるか目途の立ちそうにないものや、しばらく動きそうにない商品は、思い切ってFBAから下げて自己発送に切り替えましょう。
手元に戻してヤフオクやメルカリで出品するのもおすすめです。
在庫管理はAmazonがしてくれますが、任せきりにせずに自己管理するのも効果的な使い方です。
【FBAシミュレーターを使う】
FBAを利用する前に、シミュレーションしてイメージを掴むことができます。
FBAシミュレーターというサイトがあるので、これを使えばすぐにわかります。
FBAシミュレーターでは、販売価格の競合性や、出荷にかかる費用、FBAを使うとどのくらいのメリットになるのかを知ることができます。
初めてFBAを運用しようと考えている人にとって、FBAの手数料は少しわかりにくいところがあります。
そんな場合は、FBAシミュレーターを使って、難しい手数料なども一発計算しておくとわかりやすいです。
便利なツールなので是非参考にしてみてください。
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