”不思議の国のアリス”のコスプレの仕入れに注意

コスプレ衣装は人気が高く、ハロウィンが近づくと特に売れ行きが良くなります。
今年も早めに仕入れておこうと思ったのですが、思わぬところでつまづきました。

コスプレ衣装を仕入れようと思っている方は、ぜひ参考にしてほしいです。

 

【実は商標権に引っかかるキャラクターたち】
女性に人気のコスプレ衣装に、「不思議の国のアリス」があります。
楽天でもかなり多くのアリスのコスプレ衣装が販売されています。

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アリスの衣装を仕入れようとリサーチしていたところ、商標権の侵害にあたりそうなことが判明しました。

「不思議の国のアリス」は、原作が1865年に発刊されたものなので、著作権は切れています。
ですので、不思議の国のアリスを題材にしたコスプレ衣装には何の問題もありません。
しかし、衣装の色や小物などが商標権侵害の可能性が高くなっているので注意が必要です。

調べてみたところ、不思議の国のアリスの原作では、アリスのドレスの色は黄色とされていました。

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白いエプロンの付いた「エプロンドレス」であることは同じですが、イメージに定着している水色のドレスは、実はディズニーが発端となっています。
1951年にディズニー映画としてアリスが登場した時、ドレスはサックスブルーだったので、これが定着して今でもアリス=水色のドレスのイメージになっています。

また、頭に黒いヘアバンドをしていること・白いソックスを履いていること、というのもディズニー発案です。
上記の原作アリスではヘアバンドではなくリボンであり、ソックスも白ではありません。
ちなみに、こちらはディズニーランド内のアリスです。

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確かに黒いヘアバンドと白ソックスになっています。

つまり、水色のドレス・黒いヘアバンド・白ソックスのうち、どれかを満たしている時点で商標権侵害の可能性があるので、アリスの衣装の仕入れを断念しました。
白雪姫やシンデレラなども昔からある作品ですが、ディズニー発案の衣装やカラーが取り入れられていることが多いので注意が必要です。
原作の著作権が切れていても、衣装の色や小物などが引っかかる可能性は高いので、入念にリサーチすることをおすすめします。

また、アリスの衣装として水色のドレスを使っていても、ヘアバンドやソックスは付属しないという方法で販売しているお店もありますが、厳密に言うと安全とは言えないのでおすすめできません。

 

【コスプレの仕入れ先がライセンス取得済みか確認する】

ディズニーに限った話ではありませんが、アニメや人気のキャラクターをモチーフにしたコスプレ衣装は、ライセンスを取得しているかを確認してください。
最近はアニメブームなので、楽天でもかなりの数のアニメコスプレ衣装が高値で販売されています。

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しかし、調べてみたところライセンスを取得しているものはわずかです。

中国輸入でも、話題のアニメのコスプレ衣装は販売されていますが、ライセンス取得済みを証明できないものは仕入れないようにしてください。
1688などで販売されている日本のアニメのコスプレ衣装はライセンスを取得していることはまずないので、仕入れないことをおすすめします。

以前のブログでもご紹介しましたが、数年前、ライセンス取得済みではないアニメのコスプレ衣装を製造販売していた人物が逮捕されています。
この人物の場合は、コスプレ衣装のオーダーを受けて中国に依頼して注文生産していたようです。
注文生産でないにしても、商標権を侵害している時点で逮捕される可能性は高いです。
仕入れるコスプレ衣装の商標権は必ず確認しましょう。

ライセンスを取得しているコスプレ衣装は、公式が認定しているのできちんとその表示があります。

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このコスプレ衣装はディズニーキャラクターのものですが、画像右上にメーカー名が表示されています。
メーカー名で検索すると、きちんとディズニーの公式ライセンスを取得済みの企業であることが分かりました。

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企業のホームページ下にも、各種ライセンスの表示が行われています。
また、公式からライセンスを取得しているものは、大手の店舗へ卸していることも多いので、主要取引先などを確認するといいと思います。

安全なのは日本の企業なので、ライセンス取得済みの衣装を卸している日本の企業から仕入れる方が安心です。

ただし、楽天などで「公式 コスプレ衣装」として販売されているものでも、検索に引っかかりやすくするために「公式」というワードを使っているだけで、正式にライセンスを取得していないものもあります。
商品名を鵜呑みにしないように注意しましょう。

キャラクターものは版権の問題が難しいので、コスプレ衣装を仕入れるのならライセンスの不要な衣装がおすすめです。
例えば「人魚」のコスプレの場合、ディズニーのリトルマーメイドに登場する「アリエル」を模していなければ版権に触れません。
主体が版権のないキャラクターであれば問題はないので、こうした衣装を仕入れた方が安心です。

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